「40歳の童貞男」のジャド・アパトゥ監督の2作目。ダメ男がクラブで出会ったキャリアウーマンを、うっかり妊娠させてしまってドタバタする映画です。
ジャド・アパトゥは、男の人がウダウダダラダラ好きなことをやってダメに暮らす様子を描くことに、監督的なフェティシズムを持っていると思います。ゆえに超ダメ人間の生活を箱庭的に作るのがとても上手なので、それを覗き見る楽しみこそがこの映画の一番の魅力だと思いました。
ストーリーは、いうなれば"箱庭の箱"に相当している感じなのですが、それも良かったと思います。前作の「40歳の~」は、ハートウォーミング要素を詰め込みすぎた結果、コメディとしては散漫な印象であまり好きではないのですが、この映画はダメ男描写に重点を置いたことで、かえってダメな人に対する監督のやさしい視線みたいなものが鮮明に浮かび上がったように感じました。
スラッカー・ムービー愛好家にはとてもおすすめ。
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★★★
ジャド・アパトゥは、男の人がウダウダダラダラ好きなことをやってダメに暮らす様子を描くことに、監督的なフェティシズムを持っていると思います。ゆえに超ダメ人間の生活を箱庭的に作るのがとても上手なので、それを覗き見る楽しみこそがこの映画の一番の魅力だと思いました。
ストーリーは、いうなれば"箱庭の箱"に相当している感じなのですが、それも良かったと思います。前作の「40歳の~」は、ハートウォーミング要素を詰め込みすぎた結果、コメディとしては散漫な印象であまり好きではないのですが、この映画はダメ男描写に重点を置いたことで、かえってダメな人に対する監督のやさしい視線みたいなものが鮮明に浮かび上がったように感じました。
スラッカー・ムービー愛好家にはとてもおすすめ。
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