グランジ・ロックもののドキュメンタリーフィルム。前述の LIVE FOREVER! に比してあまりに感傷的で若い内容、言い換えると浅くて薄い、内容でありました。アメリカ人気質とイギリス人気質の違いを感じます。グランジが好きだ! 90年代前半のアメリカのポップカルチャーが好きだ!という人にはとても楽しい映画だと思います。が、<時代>の構成要素は音楽シーンだけではないので、ひとつのドキュメンタリーとして観るとちょっと物足りない感じがします。
documentary: December 2006 - Archive
サッチャー to ブレア の政権移行、それに伴い大きく変化した 90年代 UK カルチャー(クールブリタニアと呼ばれるアレコレ: wikipedia )についてのまじめでかっこいいドキュメンタリーフィルム。UK カルチャーにそれほど興味がなくとも引き込まれる内容です。
政治経済の状況の変化に伴って、カルチャーが大きく変化するなんて、日本ではあまりぴんとこないことですが、どのような立場で生きている人も社会の変化に対して敏感でいるというのは、社会としての成熟の度合いに比例しているのかな、と思いました。
それにしてもイギリス人男性って、ブサイクで貧相だというのになんであんなにカッコイイのだろう。